道の駅ライダーライターの平賀です。バイクに乗って全国の道の駅を回っています。2020年の夏は、1ヶ月かけて北海道の道の駅巡りをしてきました。道南からスタートし、道北、オホーツク海側、そして十勝と、道東を除いて、ほぼぐるっと一周。全部で78駅の道の駅に行ってきました。北海道には128駅の道の駅があるので、半分以上を回った計算になります。
その中から、『グルメ・買い物・施設』の3点を基準に、おすすめの道の駅を選んでみました。選んだ5駅のほかにもまだまだおすすめの道の駅はたくさんあります。
世界一美しい「D51」が見られる!
■あびらD51ステーション(安平町)
去年に引き続き2度目の訪問です。新千歳空港から車で約30分とアクセスがしやすい場所にあります。ここのおすすめはなんと言っても、蒸気機関車D51を間近に見られることです。とてもきれいに保存されていますので、一見の価値あり!
他にも、列車の行先案内表示板や、鉄道関連資料の展示があったり、外には特急列車が展示されていたりと、鉄道ファンのみならず、子どもや大人も楽しめること間違いなしです。そして、この道の駅の魅力はそれだけではないんです。
蒸気機関車の煙をイメージしたオリジナルのソフトクリームがあったり、道の駅内の工房で焼かれるパンの販売があったりと、軽食も充実。休憩スペースも広く用意されています。お土産には、安平町の特産物が揃っていますし、道の駅のオリジナル商品もあります。
別棟にある農産物直売所では、地元の農産物が販売されています。私のおすすめは安平町産のポップコーンです。国産ポップコーンの美味しさに驚きますよ。
農産物直売所は4~10月までで、D51の展示も冬の間はガラス越しの見学になってしまうので、ご注意を!
【住所】〒059-1921 北海道勇払郡安平町追分柏が丘49-1
【TEL】0145-29-7733
【営業時間】9:00 〜 18:00(4月〜10月)/9:00 〜 17:00(11月〜3月)
【駐車場】普通車/117台
《データ更新日》2020/11/6
■しかべ間歇泉公園(鹿部町)
道南にある道の駅で、函館市内から車で約1時間、内浦湾に面しています。ここは、グルメあり、見どころあり、温泉ありと3拍子揃った道の駅です。
食堂の食事もすごくおすすめなのですが、もうひとつ、ここならではのおすすめグルメがあります。それは温泉蒸し釜を使った料理です。温泉の蒸気を利用した釜で、自分で食材を蒸して食べることができます。物産館で好きな食材を購入し、蒸し釜の上のセイロに食材を入れて蓋をして、あとはタイマーが鳴るのを待つだけという簡単調理です。
売っている食材は、定番の玉子に、鹿部産のボタンエビ、噴火湾(内浦湾)の牡蠣など海産物、豚肉と野菜のセットに饅頭もありました。これぞまさしく“温泉饅頭”。
私はエビを選びましたが、蒸気で蒸されてふっくらプリプリ。温泉蒸し釜での調理を楽しめて、食も堪能できる、ここでしか体験できないグルメです。
見どころとして外せないのが、道の駅の名前にもなっている間歇泉。公園内の間歇泉を見るには入園料がかかりますが、見る価値ありです。地下から吹き出す間歇泉は大迫力。10~15分おきに、高さ15メートルほどまで噴き上がります。自然の力で吹き出しているというから驚きです。
公園内には間歇泉の温泉を利用した足湯もあるので、ゆっくりと足湯に浸かりながら間歇泉を見るのもおすすめ。アクセスは少し大変ですが、行ったら大満足できる道の駅だと思います。
【売店営業時間】
【駐車場】普通車/40台 大型車/6台 身障者/3台
【電気自動車充電スタンド】○
【障害者用トイレ】○
《データ更新日》2020/11/6
■なないろななえ(七飯町)
道南にある道の駅で、函館からは車で30分。函館新道・七飯藤城インターからすぐのところにあります。この道の駅へきて一番びっくりしたことが、お手洗い。洗面台にカバン用のフックがついていたり、棚が付いてる鏡がたくさん用意されていたり、トイレの充実さに驚きました。女子としては、トイレがきれいというだけで、その道の駅に寄ろうって思うことがあります。さらに授乳室には電気ポットや流しが完備、赤ちゃん連れの方にも優しい配慮です。
物販コーナーも充実。七飯町は『日本で最初に西洋リンゴが栽培された土地』ということで、リンゴ製品がたくさん並んでいました。リンゴジュースに、リンゴのお菓子やスイーツ、リンゴのドレッシングや、リンゴカレーなんかも! フードコートでは“ききりんご”が頼めます。七飯産のリンゴジュースを3種類飲み比べ。リンゴジュースの飲み比べをすることってほとんどないから、味の違いを楽しめて面白かったです。
直売コーナーには、七飯町などで収穫された新鮮な野菜類が生産者別に並んでいました。フードコートではそれらを使った食事も楽しめます。七飯町の特産品や、道南各地のお土産品も色々と揃っていたので、立ち寄るにはバランスがとれた道の駅だと思います。道の駅・しかべ間歇泉公園までは車でおよそ30分なので、合わせて行くことをおすすめします。
【営業時間】9:00~18:00〔時期、施設により異なる〕
【障害者用トイレ】○
【ベビーベッド】○
《データ更新日》2020/11/6
■ピアしほろ21(士幌町)
ジャガイモとしほろ牛が特産の士幌町にある道の駅。帯広からは車で約30分。周りは畑というロケーションです。牛舎をイメージした建物は中に入るとログハウスのような、温かみのある造り。
士幌町がまるっと詰まった道の駅になっていて、農産物コーナーに並んでいる新鮮野菜は、すべて士幌町で生産されたものだそうです。野菜の並ぶ棚の上には、生産者の写真も飾られています。その一角には特産のジャガイモコーナー。手書きのPOPで、品種ごとに特徴やおすすめの食べ方が分かりやすく書いてありました。
物産コーナーでは、もう一つの特産品であるしほろ牛の商品がいろいろとあります。しほろ牛のステーキ肉やローストビーフなどから、コンビーフ、ソーセージなどの加工品まで。バイクで移動するため冷蔵品は持ち帰れなかったので、ビーフジャーキーを購入。サイズも小さく、持ち運びにもちょうど良いサイズ。旨味が凝縮されていて、お酒のつまみにぴったりでした。
もちろん、しほろ牛以外にも、士幌町の特産品がいろいろと揃っています。チーズやヨーグルトもあれば、士幌町限定のポテトチップは段ボールで山積み、町民手作りの雑貨なども販売していました。特に気になったのが、ジャガイモ大福。ものすごく売れているようです。次に訪れるときは食堂でしほろ牛のステーキも食べてみたい! アットホームな雰囲気で、ほっとひと息できる道の駅です。
【URL】https://pia21shihoro.jp
【住所】〒080-1200 北海道河東郡士幌町字士幌西2線147
【TEL】01564-5-3940
【定休日】年末年始
【営業時間】4~10月/9:00~18:00 11~3月/9:00~17:00
【レストラン営業時間】11:00~15:00
【駐車場】普通車/148台 大型車/11台 身障者/3台
【電気自動車充電スタンド】○
【障害者用トイレ】○
《データ更新日》2020/11/6
野菜を買うなら午前中が狙い目です。
■ニセコビュープラザ(ニセコ町)
羊蹄山が見える絶好のロケーションにある道の駅・ニセコビュープラザ。スキーリゾートで有名なニセコ町にあります。初めてここを訪れたのは12年前になりますが、それ以降も羊蹄山周辺に行ったときは必ず立ち寄る道の駅です。
野菜類を買うなら1番おすすめしたい道の駅で、直売所には地元の農家さんが育てた野菜が目白押しです。朝採れの新鮮な野菜が生産者ごとにたくさん並んでいます。種類も豊富だし、価格もかなりお手頃! 開店直後から多くの人が野菜を買いに訪れ混雑必至。野菜を買うなら午前中がおすすめです。
直売所の隣にはテイクアウトコーナー。5店舗が並んでいて、ニセコチーズタルトやコロッケなどニセコ産の食材を使った軽食や、ニセコにあるソーセージ工房の直営店ではホットドックやソーセージがテイクアウトできます。サクサクのタルト生地と、濃厚なチーズクリームのチーズタルトは、私おすすめの一品です。
情報プラザ棟では、ニセコの生乳で作ったチーズや、ハム・ソーセージなどの加工品やニセコの特産品を買うことができます。特に日本酒やワインなどの種類が豊富で、お酒好きには嬉しい道の駅です。
【住所】〒048-1544 北海道虻田郡ニセコ町字元町77-10
【TEL】0136-43-2051
【定休日】年末年始 ※店舗によって異なる
【売店営業時間】
【駐車場】普通車/104台 大型車/10台 身障者/2台
【障害者用トイレ】○
《データ更新日》2020/11/6